100円払って稲光と共に龍に吠えられるだけの洞窟。イルカを差し置いて3人組の売れない尾根遺産が主役を張るショウ。9800円の値札と共に、これまでもこれからもずっとそこに居続けるであろう土産物屋の貝細工。
自分の中で江ノ島は燦然と輝く希代のがっかり名所だ。(まあまあいい意味でw)
その一大観光地江ノ島の東側に、切り立った崖と海に挟まれるようにしてちょっとした集落がある。殆どは漁師と元漁師の方らしい。
つまり観光地ではない大衆の江ノ島が存在しているのだ。
その細長い集落の一番奥手にある井上つりえさ店。釣り人の為に貸し竿や釣り船の手配などの他、ちょっとした弁当やお酒、雑貨なども扱っている。
これは次話にも繋がるのだが、お酒の調達ができるのは実にすばらしいコトである(笑)
そして自家製の唐揚おにぎり150も滅法うまかった。コンビニでも専門店でも出せない家庭味。このシチュエーションに最もマッチするナイスな味であった。