梅雨空の城沼を望む。
館林は渡良瀬川と利根川に挟まれ、大小の沼が多数点在する市だ。
だから市内には鰻や川魚料理の店が多数ある。
その城沼のほど近くに天ぷら惣菜屋を見つけた。訊けばなまず専門とのコト。
商品がなまずの天ぷら、たたき揚げ、そして夏限定の大葉のたたき揚げ。この3つしかないという潔さ。なんかいいぞ。
ご主人に伺うと、たたき揚げとはなまずを捌いた後の身や骨を叩いて、小麦粉をつなぎに根菜と合わせて揚げたこの一帯の郷土料理だとのコト。
おおおーいいでないのーと、ノーマルと大葉を各3の6本購入(^^) しかしこれで300てのもすごいな(笑)
淡白ななまずの味わいにほんのり味噌を効かせた素朴な風味。そしてごぼうと人参など全てが油と相性良しという、間違えようのない組み合わせ。
全体もまとまっていてなかなかオツなうまさだ!夏限定の大葉の〜てのはコレに大葉が加わってる。
さつま揚げのようながんもどきのような食感でビールや冷酒にもってこいだな(笑)
自分は全く知らなかったのだが、少し前までは、桐生、吉川からこの一帯にかけての家庭の味とされてきたこのたたたきあげ。
つまりは家庭でなまずを捕まえて常食してきたコトと、ここにも小麦粉が使われている郷土食のひとつがあるコトを裏付けるのである。